宇宙人

宇宙人みたい、と言われることがある。なんで?と聞いたことがないから、理由は分からない。

友達が「私は本来の自分を消して社会生活を送ることを人間のふりと呼んでいる。」と言っていたけれど、それにちょっと似ているのかもしれない、私は普通や当たり前が分からず人間のふりをして、それができきらない自分のことを宇宙人、と呼んでいる。

自分でも自覚していた。前も少し書いたけれど、小学四年生の時にみんなと会話があわないことに気づいた。みんながおもしろいと思うものに興味がなくて、みんなテレビやマンガの話をたのしそうに話しているけれど、それがまるで違う言語のように聞こえていた。登校中にふと空を見上げた時に、自分はきっと宇宙人なんだ、と感覚的に思った。未だにみんなのものさしがわからない。なにが当たり前で、なにが正しいのか。

 

宇宙人のわたしは、引きこもりだ。仕事も続かなかった。当たり前や普通と呼ばれることがわからなかった。できなかった。社会的に適合できず、淘汰されていくタイプなのだろう。そういう人種がいるのだと中島らもの本に書いてあった。感受性ばかり強かったのが、もっと敏感になっていく。こういうタイプの人間(と呼んでおく)は、合う職場、コミュニティや友人を見つけてやっていくしかない、と思っている。わたしにも感性的に合う友達がいて、そういう時は宇宙人という感覚はなくなる。。職場は見つからないので、引きこもりだけれど。一筋縄ではいかない。正直生きづらい。

 

日の明かりがきれいだった。カーテンの隙間から金色の光が輝いていた、指でそっとカーテンをめくって、そっともどした。ほかの宇宙人はどう生活しているのだろう。たまに空を見上げて探している。