神様のバカ

たばこに火をつける。忘却、気持ちいい。生きている。

救われたいから祈ったりするんだけど、神様はいるんだよ。汚れてる街、全部ぐちゃぐちゃの絵の具みたいに混ざり合っている。そこにいる。

雨で濡れて真っ黒になった歩道をあるいている。わたし、全部忘れてしまうの。きのうみた夢も、今日あるいた街のことも、この感情もこの感覚もすべて。あのね、方法はなんでもいいから自分を忘れることが気持ちいいんだよ。星の王子さまにでてきたあのアル中とか、みたいにね、忘れることで気持ちよくいてる。あの日江ノ島の海に消えたあの子みたいにね、きえちゃう前にね。ねえ、あの子はちゃんとシヤワセだったかな?ちゃんと救われたのかな?神様のバカ、って思っちゃう。